健診現場で紙の所見用紙が残っている限り、転記ミスと手作業の工数はなくなりません。
画像のフィルムレス化が進んでいても、所見の入力・確認・確定に紙が介在していれば、業務のボトルネックは解消されないままです。
PACSで画像をデジタル管理していても、所見(レポート)は紙の用紙に手書きしている施設は少なくありません。画像はデジタル、所見は紙という"半デジタル"の状態です。
紙に記入された所見を、事務スタッフが上位の健診システムへ手入力する工程が発生します。手書き文字の読み解きや判定記号の解釈にも手間がかかり、入力ミスの温床になっています。
転記ミスを防ぐために、別のスタッフが入力結果を確認するダブルチェック体制を取る施設もあります。ミスは減りますが、その分の人件費と時間が上乗せされます。
PAXiS-Screening(パクシス スクリーニング)は画像ビューアとレポートを一画面に統合しています。読影医はビューア上で画像を確認しながら、そのまま所見を入力できます。紙の所見用紙が不要になるため、転記作業自体が発生しません。
読影医が入力した所見はデジタルデータとして保存されます。上位の健診システムへはデータ連携で結果を出力するため、事務スタッフによる手入力が不要です。
部位と所見の組み合わせをリアルタイムでチェックします。不整合な組み合わせはエラー表示で止めるため、読影結果の品質が向上します。所見と判定の整合チェックや、必須項目の未入力チェックにも対応しています。
| 工程 | 紙運用 | ペーパーレス化後(PAXiS-Screening) |
|---|---|---|
| 所見入力 | 紙の所見用紙に手書き | ビューア上でデジタル入力 |
| 結果の転記 | 事務スタッフが手入力 | データ連携で自動出力 |
| ダブルチェック | 別スタッフが目視確認 | システムの自動チェックで代替 |
| 所見の保管 | 紙の管理・保管スペースが必要 | デジタルデータで省スペース |
システム導入前は、読影簿の手書き文字や判別の難しい〇の位置を読み解きながら事務職員が処理していましたが、導入後はワンクリック、ほんの数秒で終了できるようになり、転記ミスの心配がなくなりました。
一次→二次読影への作業は、事務職員3人がかりで丸一日かかっていましたが、今は数秒で完了します。
ペーパーレス化への移行は、施設の規模や検査種別の数によって異なりますが、一般的な流れは以下の通りです。
Step 01
対象とする検査種別、現在のレポート様式、読影方式(一重・二重)、外部読影の有無を整理します。
Step 02
PAXiS-Screeningのレポートマスタを施設の運用に合わせて構成します。
部位・所見・判定の組み合わせは、施設側で設定・変更が可能です。
Step 03
すべての検査種別を一度に移行する方法と、優先度の高い検査種別から段階的に移行する方法があります。
施設の状況に合わせて選択できます。
紙運用の解消方法や段階的な移行ステップは、施設の状況を伺いながら個別にご提案しています。
移行計画のご相談もお気軽にお問い合わせください。